自炊が節約にならないというのは大きな間違いです。

自炊
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こんにちは

ナベです。

今回の記事では絶対に自炊したほうが良い理由を書いてます。

以下に当てはまる方に向けて書いてます。

  • 自炊たまにするけど、自炊しないほうが安くね?と思ってる方
  • なんとなく自炊したほうが良いよな〜と思っている方
  • 自炊したいけど、全然上手くできない、、、という方
  • 自分は自炊には興味がまったくないという方
  • 自炊しなければ!と必要以上に考えすぎてる方

これらに当てはまる人には読んでみる価値はあると思います。

ぜひ最後まで御覧ください。

自炊が節約にならないというのは大きな間違い

もうね、絶対です絶対に自炊したほうが良いです。間違いないです。

みなさん、自炊してください。

自炊した場合のメリットをまずみなさんご存知かと思いますが、確認しておきます。

大きく3つあります。

健康的で経済的で美味しい。

余計な添加物、糖類、脂質が少ないので、健康的です。

外食もコンビニ弁当も人件費が上乗せされてるので、自炊のほうが安くなります。

味も自分の好みに調整できます。外食は基本濃いめです。

健康的、経済的、美味しい。この3つの理由で確実に自炊したほうがいいと結論づけます。

でもこれって一部の人だけじゃない?

そうなんです。今見た自炊するメリットってホント一部の人にしか当てはまらないんですよね。特にお金と味に関して。

特に自炊、料理が苦手な人からすると、食材腐らせてしまったり、火加減ミスったり、味付けミスっていやいや食べたり。やっぱ無理やわってなって結局捨てるとか。

って考えると

物価が上がってるとはいえ、吉野家の牛丼並盛448円とか。一日3食食べるとして、1000円〜1500円ぐらいで抑えようと思えば抑えられます。

しかも一瞬で済ませられる。

いやほんと飲食店の方々ってすごいなっていつも思います。鬼のような速さで仕込みから配膳までしていきますもんね。

で、ここでいう料理が苦手な方っていうのは、小さい頃から台所にたった経験がなく、もうほんとに包丁をまともに握れない、お米を研いだこともほぼゼロ。という方ですね。

たしかに、そういった方にしてみれば、自炊はめちゃくちゃデメリットがでかいです。

そりゃ自炊する気になりませんわ。

それでも、、、

長期的に見てすべての人は自炊したほうが良い

今確認した自炊するメリットとデメリットって全部短期的な目線なんですよね。

長期的に見ると、すべての人が自炊したほうがいいんです。

なぜなら健康的に生きることがなによりも経済的だからです。

不健康な状態で50代をむかえると身体のあちこちが痛くなります

腰痛肩こりが自力で治せなくなります。生活習慣病になります。がんになります。うつになります。

自分で体調管理ができないと病院なり、整体なりに自分の健康を外注することになるので、お金がかかります。治療に年単位で時間がかかります。

こんな本もあります。


5キロ痩せたら100万円 「健康」は最高の節約 (PHP新書) [ 荻原 博子 ]

こちらで紹介されているおもしろい事例があります。

2012年に厚生労働省が発表した数値では、

メタボと診断された人はそうでない人に比べて、年間の医療費が男性では8〜10万円、(中略)女性では10〜18万円高くなる

5キロ痩せたら100万円 「健康」は最高の節約 (PHP新書) [ 荻原 博子 ]

とのことです。

実際には保険適用されるので、その3割です。

それでも年間2〜6万円も高くなるってきつくないですか?

しかも、たとえば病院でなにか診断されると、必ず「揚げ物控えてね」とか「甘い物控えてね」とか言われるわけです。

ずーーーーーっとそれが頭の片隅に残るんですよ?

これってメンタル的にめっちゃ嫌じゃないですか?

唐揚げ、チャーハン、ラーメン、人からもらったお菓子、、、全部うまそうなんです。

でもあなたは病院で「このままいくと糖尿病やね」とお医者さんに言われてるから、「あんまり食べ過ぎは良くないなあ、、、でもたべたいなあ、、どうしようかなあ、、、」と思いながら唐揚げ食べるんです。

そう思うと、美味しいものも罪悪感とともに食べないといけなくなっちゃいます。

それが、健康的な身体でお医者さんにもなんにも言われてなかったら、

うんっっっっま!!」だけです。

絶対後者のほうがメンタル的に健康ですよね。

メンタル的に健康なことがぼくは「幸せ」だと思ってます。

一旦ここで自炊する場合のメリット・デメリット、自炊しない場合のメリット・デメリットを自炊ができる人とできない人の2パターンにまとめます。

自炊ができる人の場合

メリットデメリット
自炊する健康的
安い
美味しい
ちょっと時間がかかる
ちょっとめんどい
自炊しないラク
美味しい
不健康
コスト高い

自炊ができない人の場合

メリットデメリット
自炊する健康的時間かかりすぎる
逆にコスト高い
まずい
めんどくさすぎる
自炊しないラク
美味しい
安い
不健康

この表に長期的な視点をプラスします。

自炊できる人の場合

メリットデメリット
自炊する健康的
安い
美味しい
幸せ
ちょっと時間かかる
ちょっとめんどい
自炊しないラク
美味しい
不健康
コスト高

自炊できない人の場合

メリットデメリット
自炊する健康的時間かかりすぎる
逆に高い
まずい
めんどくさすぎる
自炊しないラク
美味しい
安い
不健康
罪悪感
医療費高い

そして、普段から自炊してる人が自炊をしなかった場合のデメリットに「不健康」と「コスト高」というものがあります。

これ実は長期的に考えるとほぼゼロなんですよ。

っていうのも、普段から自炊しておけば、たまに外食して、糖分や添加物、脂質が多少体内に過剰に入ったところで、健康的な内臓があるので上手に消化吸収排泄ができるわけです。

コストの面から言っても、たまに外食しても一食数百円上がるだけなんですね。

長期的にみたらほとんど無視できる額なんですよ。しかも「うんっっっっっま!」ってなるだけなんで幸せなんですよね。

逆に、この自炊しない場合のデメリットの不健康は長期的にみたらかなりやばいんです。何がやばいって本人に自覚がないんですよね。

実際ぼくが整体の施術させてもらう人で、糖尿病などの生活習慣病の診断受けてる方たくさんいらっしゃいます。

その方の一週間の食事内容教えてもらったら、当然、生活習慣病になるであろう内容なわけです。

でも当の本人は「なんでなんですかねえ」っておっしゃいます。気づいてないんですよね。

そういった方が50代になってから食生活変えるのってなかなか大変です。

つまりこうなるわけです。

自炊できる人の場合

メリットデメリット
自炊する健康的
安い
美味しい
幸せ
ちょっと時間かかる
ちょっとめんどい
自炊しないラク
美味しい
幸せ
不健康
コスト高

自炊できない人の場合

メリットデメリット
自炊する健康的時間かかりすぎる
逆に高い
まずい
めんどくさすぎる
自炊しないラク
美味しい
安い
不健康(かなりやばい)
罪悪感
医療費高い

ここまでみると、メリットとデメリットだけ考えると自炊できたほうが良いということが理解しやすいかと思います。

そしてここまで見ていくと気づくことがあります。

「自炊をしないこと」というよりも「自炊できない状態をほうっておくこと」が問題

自炊できない状態をほうっておくと、自炊した場合もしなかった場合もデメリットがメリットを上回ってしまうんです。

逆に自炊できる状態で、基本的には自炊したものを食べてるという状態であれば自炊しようがしまいがほぼデメリットがないんですよね。

生きていく上で食事っていうのは絶対に避けて通れない活動です。

この事実からは逃れられないですよね。

なので、この「自炊できない状態」からできるだけ若いうちに脱却する必要があります。

ほんと、50代超えてから一人暮らしの方がいきなり自炊始めるってなかなか難しいですからね。

でもね、最大のネックは自炊できない人が自炊する場合のデメリットなんですよね。

そんな長期的な視点でいわれても、

今、この瞬間がめんどくさいねん

そうですよね。わかります。めんどくさいですよね。

じゃあここから、なんで自炊できない人にとって、自炊することがこんなにめんどくさいのか、なぜこんなに自炊するほうがデメリットが大きいと感じてしまうのか。

これについて自炊できない人にあるあるの特徴を踏まえて僕なりに考察してみました。

この考察に基づいて対策を練っていけば、どんな方でも一人分の食事だったら誰でも確実に準備できるようになると思います。

自炊できない人に共通する特徴

自炊できない理由って自炊をすることに対するハードルが高すぎることがあると思ってて、そのハードルは大きく3つあると思ってます。

  1. マインド
  2. 慣れてない
  3. 味覚

一つづつ見ていきましょう。

1,マインド

自炊できない人のマインドの特徴は

  • 自分には自炊ができないという思い込み
  • 自炊はめんどくさいという思い込み
  • 「自炊できる=料理上手」という思い込み

これらが挙げられます。

自炊したほうが良いのはわかってるけどめんどくさいんですよね〜。僕にはむりなんです〜っていう方がほとんどだと思います。

でもここから先を読んでいくと、そのめんどくさいと思っているのがちょっとずつ、意外とできるかも。やってみよかな。っていう状態になっていきます。

まず、「自炊できる=料理上手」ではないです。

料理は上手じゃなくてもおいしく自炊はできます。

「自炊できること」と「料理上手」の定義をざっくりとイメージしましょう。

自炊できる:生きるために必要な栄養を摂るための食事を自分で無理なく自分の分だけ継続的に用意できる。

料理上手:誰が食べても美味しいものが作れて、盛り付けも上手で、失敗しなくて、手際が良い。

このふたつはだいぶやることが変わってきます。

ここを理解すると自炊に対するハードルがぐっと下がりませんか?

自炊は自分のためにするんです。なので、自分が許せる味、見た目であればいいんです。決して料理が上手になる必要はありません。

自炊ができないと思っているあなたも、焼肉を食べに行ったことありませんか?

ぼくは焼肉屋さんで焼き肉を食べることができれば自炊はできると思ってます。というかあれはもう立派な料理とも言えると思います。

だって、生のお肉を食べられる状態に加熱、加工して、塩かタレをかけて食べる。なんならそれをご飯のうえにのせたら、立派な焼肉丼です。

これを家のコンロの上でやるだけです。牛肉を豚肉と野菜に変えるだけで立派な野菜炒めです。

そして味は自分で好きなようにすればいいんです。塩コショウでだいたい美味しくなります。

「自炊できる=料理上手」ではない。

という事実を知ると、「自炊できない」なんてことはないし、

「自炊はめんどくさすぎる」から「自炊はちょっとめんどくさい」ぐらいになりませんか?

まずは自炊に対するマインドを変えましょう

2,慣れてない

とはいえ、やっぱりある程度のコツを掴むために自炊に慣れる必要はあります。

自炊できない人がいきなり難しい料理に挑戦すると心折れます。絶対折れます。

果敢にも何度か挑戦したことがある人はわかると思います。

今日はこれ作るぞ!と意気込んで食材買って作ってみたけど、まずレシピに書いてある分量がどれぐらいなのかわからない。頑張って慣れない手つきでなんとか野菜切ってみた時点ですでに40分ぐらい経ってる。火加減気にしながら、コンロの前にたって見てるけど、なぜか焦げ付いてしまう。こぼれないように皿によそうけど、やっぱりこぼれる。ようやく食べたと思ってもやっぱり美味しくない。そのあとには皿洗いなどの片付け。

地獄です。

自炊ってめちゃくちゃ行程の多い作業なんですよね。

これらひとつひとつの動作にある程度の手際の良さが求められます。

で、慣れるためのコツとしては、

「いきなりレシピに書いてあるようなことに挑戦しない。」

ということです。

レシピなかったら作れないんですけど、、、

じゃないんですよ。

なぜなら、

レシピをみて作れる方っていうのはすでにある程度の能力を身につけてる方です。

ひとつひとつの行程に時間がかかってしまう人がレシピ見て肉じゃが作っても当然うまくいかないわけです。

「レシピを見て料理する」

これはまだあなたにとってはハードルが高すぎます。

まずこの事実を受け止めましょう。

受け止めた上で、できることから慣れていきましょう。

まずは、火も包丁も使わなくていいことから始めます。

例えば、米を炊く。無洗米でいいです。

それができたら、炊いた米に卵をのせて卵かけご飯にする。

それもできたら、卵かけご飯の横に手でちぎったレタスを用意する。

こんな感じで段階を踏んでいきましょう。

こういう作業に慣れてきたら、

レタスをちぎる。プチトマトのへたをとる。豆腐を手で崩しながらのせる。そこに海苔

塩、ごま油をかける。

これで立派な豆腐サラダの完成です。

考えられる失敗するケースとしたら、塩とごま油のかけすぎです。薄かったら食べるときに塩をかけたら良いんです。

こういった火と包丁を使わないことというのは失敗する確率がかなり低いんですね。

味付けも自分の好みで変えられるのもうれしいところです。

まずは失敗する確率が限りなくゼロに近いものからです。

そのなかで自分で食材を自分の思う通りに加工して食べるっていう経験を積んで楽しめるようになる必要があります。すこしずつ成功体験を積み重ねていくと美味しく加工できる確率が増えていきます。そうなると楽しくなってきます。

逆に、慣れる段階で失敗が続くとやる気にならないですからね。

まずは、お米を自分で炊いてみましょう。で、炊きたてのお米の味を楽しみましょう。めちゃくちゃ美味しいですから。

3,味覚

自炊できない人の多くの特徴として、外食やコンビニ飯が、自分で作るよりはるかに美味しいと感じてしまうということがあります。

これは自分で作った料理のクオリティの問題もあります。

ですが、自分の舌が加工食品や外食に慣れてしまって、食材本来の味を楽しむことができなくなってることが多いです。

特に社会人になって、居酒屋に行く機会が増えると濃い味付けに慣れてしまいます。

そうなると、味の薄いものが物足りなくなってきます。

外食やコンビニ飯もたしかに美味しいです。

最近セブンイレブンのメロンパン食べたんですけど、あれめちゃくちゃ美味しかったです。

ほんとメーカーの社員さんたちはめちゃくちゃがんばってはるんやなと感じました。

大の大人たちが毎日毎日試行錯誤してどうやったらおいしくなるか考えてるわけです。それをたったの120円ぐらいでいただけるんです。すごいですよね。

そうなんです。

めちゃくちゃ美味しいんです。何個でも食べたくなっちゃいますよね。つまり

中毒性が高いんです。

あれだけ美味しいものを食べると脳内でドーパミンという快楽物質が放出されます。そうすると、脳がこれはたくさん食べたほうがいい!!と判断して、もっとほしい!もっとほしい!となるわけです。

特に砂糖や人工甘味料、添加物が多いと脳に対する刺激が強いので、この現象が強く出てしまいます。お手軽な菓子パンやカップ麺、ファストフード、ドレッシングやめんつゆなどの加工された調味料は気をつけたいですね。

で、こういった食べ物を毎日食べ続けて味覚が加工食品を好むようになってくると、余計に自炊する意味を感じられなくなってきます。

こんな本もあります。


味覚を変えればやせられる【電子書籍】[ 森拓郎 ]

僕が自炊に慣れないうちは生野菜のサラダをおすすめするのはこの味覚の問題を解決することも理由の一つです。

最初はドレッシングをかけて食べて、その量をすこしずつ減らしてみて、最終的にはなにもつけずに食べても不快感がなくなるようになるのが理想的です。

生が難しければ、ごま油とかオリーブオイルと塩とかだけで食べられるようになればいいと思います。

ときどき居酒屋の付き出しで、生のキャベツにちょっとタレかかってるだけのやつ出ると思うんですけど、あれでいけるわけですから、絶対みんなできると思うんですよね。

素材そのままの味を美味しいとまでは思えなくても、「まあ、これでもいけるな」と感じられるところまで味覚を変えられると、自炊で失敗するリスクが減ります。というか失敗と感じることが少なくなります。薄ければ塩や醤油をちょっとつけるだけでカバーできる。そういう状態に変わっていきます。

調味料をすこしずつ減らしていきましょう。

以上みてきたように

  1. メンタル
  2. 慣れてない
  3. 味覚

この3つのハードルを下げることができると、だいぶ自炊しやすくなると思うんですね。

で、ある程度この3つのハードルが下がってくるぐらいになってると、食材を腐らせたりすることが減ってきます。

そうなると無駄がなくなって、自炊するほうがお金がかからなくなります。

さっきの自炊できない人の場合の表がこうなります。

自炊できない人が自炊できるようになった場合

メリットデメリット
自炊する健康的時間かかりすぎる
逆に高い
まずい
めんどくさすぎる
自炊しないラク
美味しい
安い
不健康(かなりやばい)
罪悪感
医療費高い

これで自炊するデメリットがほぼなくなります。

いかがでしょうか?

なにも僕は外食やコンビニ飯を否定するつもりはありません。

吉野家の牛丼も丸亀製麺のうどんも大好きです。速い安いうまい。最高です。

でもなんでそんなに早く安く美味しく仕上がるのか。考えることって大事だと思うんです。そんなことも考えてる余裕もないからコンビニでパン買っちゃうわけなんですけど、、、

普段自分が何を食べてるのか。その食べ物はどうやってできてるのか。興味を持つことが大事なんじゃないかな〜なんて思います。

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